今月のプチ贅沢は、黒砂糖入り羊羹で♪

今月の、松坂屋会員特典利用は、虎屋さんの、黒砂糖入り羊羹「おもかげ」。

名菓「夜の梅」とは、少し趣きの異なる、黒砂糖入りの羊羹です。

母の好物が、栗蒸し羊羹なので、毎年、秋口には、長年通い続けているお菓子司、みやしろさんで求めて、ご相伴に預かっています。

蒸し羊羹に慣れた私には、最近、虎屋さんの練り羊羹をいただくようになって、恥ずかしながら、「羊羹ってこんなにぎゅっとしたお菓子だったの!」との思いがあります。

虎屋さんと言えば「夜の梅」。
「夜の梅」と言えば虎屋さん、と言うくらい有名な名菓ですが、これまでは御使い物として、大切な方に差し上げる時に求め、あまり自分用に購入して来なかった私。

以前、情報バラエティ番組「マツコの知らない世界」で、日本三大和菓子老舗についての回があり、虎屋さんも当然ながら紹介されており、第十七代当主の社長さんが出演されていました。
虎屋さんでは、一代一人、という決まりがあって、創業家に何人兄弟がいても、会社に入ることが出来るのは一人だけとされているとのこと。
長きに渡る虎屋さんの歴史が連綿と受け継がれた背景には、和菓子の素晴らしさもさることながら、こうした創業家の自らを律して来た姿勢が有ったのかな、と思いました。
明治天皇様とご一緒に京から東京に来られた虎屋さん。
創業は室町時代後期、おそらく門外不出であろう江戸時代に描かれた菓子見本帳も、番組に登場。
筆で描かれた和菓子の図がとても美しかったです。
この回は、しっかりDVDに高画質でダビングしました。

歴史の重みを味わうような感覚も覚えつつ、今夜も濃いめに淹れた緑茶で、「おもかげ」をいただきました。

小豆の風味に黒砂糖の深い味わいが加わり、緑茶を濃いめに淹れて大正解でした。
コーヒーと一緒にいただいても、きっと美味しいと思います。

良質な和菓子をゆったりとした心地でいただくひととき。
何にも変え難い、贅沢な時間を過ごすことが出来る幸せに感謝です。

それでは、またブログでお会いしましょう!