北街道沿いのお店「松竹」さん。
以前から気になっていたお店です。
今日、初めて、お邪魔(じゃま)して、炒飯(チャーハン)をいただきました。
あまり、日のささない午後の時間帯、アッツアツの炒飯は、とても美味しかったです。
店内には、街ブラやグルメ番組の出演タレントさんのサインがたくさん飾ってありました。
その中に、今は亡き阿藤快さんのものを見つけて、何とも言えない気持ちになりました。
俳優としての阿藤さん、最後にお姿を拝見(はいけん)したのは、確か、日曜劇場の「下町ロケット」だったような。
以前、放送していた、携帯大喜利(けいたいおおぎり)というNHKの番組で、有名人が本人役で、視聴者からの大喜利の内容と読むシリーズがありました。
実際のご本人が絶対言わないであろう内容がテーマの大喜利で、視聴者が考えて送ってきたものを、その場でタレントさんが読むというものです。
このシリーズでは、サッカー解説者の松木安太郎氏、料理番組を持つ土居善晴氏なども登場し、日本代表監督に意欲満々の松木さんとか、アシスタントの女性を意識(いしき)して、ジーンズを腰パンする土居先生などで笑いました。
そして、「元旦、ヘリコプターからのレポート、阿藤快さん、なんてことを!」的なものが有りました。
「明治神宮上空に来ています。地上の参拝者がゴミのようです。これがハワイに行けなかった皆さんです」といった内容の投稿(とうこう)があり、大笑いしたことを思い出しました。
コンプライアンスなどという言葉がはやる、ずっと以前の番組らしい、毒のある笑いでした。
さて、話があっちこちに行ってしまいましたが、炒飯を冷めないうちにいただき、とっても満足しました。
お値段680円也(なり)。
これは、かなり嬉しいリーズナブルさですね!
お食事には、半ワンタン、半炒飯を300円で付けられます。
なんでも、松竹さんは、焼きそばの名店らしいので、今度、お邪魔したときには、焼きそばに半ワンタンを付けてみようかな、なんて思っています。
半炒飯も、捨てがたいですが・・・。
写真を撮(と)るのを失念(しつねん)してしまったのですが、黄金饅頭(おうごんまんじゅう)もいただきました。
今川焼と言う方が分かりやすいかもしれません。
これもまた、あんこがアッツアツで、ハフハフしながらいただきました。
静岡浅間神社の赤鳥居の近くで、黄金饅頭を打っていたお店があったことを思い出しながら、美味しくいただきました。
名前は一休茶屋さんだったかな?
ラーメンや餃子(ぎょうざ)、ワンタンメンなどが食べられる、街中華(まちちゅうか)といった趣(おもむき)のお店で、黄金饅頭を提供する窓口がお店の入り口脇にあって、あんことクリームの両方を家族の数だけ、父が買ってきてくれるのを、幼かった私と姉は楽しみにしていました。
私にとっては、黄金饅頭が、この形状のお菓子の原体験(げんたいけん)だったので、大学時代に、東京で今川焼と言うものに出会い、「黄金饅頭だ」と思ったという記憶があります。
静岡市は、今川家が創った、かつて小京都とも言われた駿府(すんぷ)の町があったところですね。
もしかして、今川家への尊崇(そんすう)の念(ねん)のある静岡の人々は、「今川焼」という名で、このお菓子を呼ぶことを憚(はばか)ったのかな、なんて思っています。
今年の大河ドラマでは、野村萬斎さんが、今川義元公を演じられ、威厳(いげん)ある佇(たたず)まいに魅了(みりょう)されました。
本来、今川義元公は、「海道一の弓取り」と称された、文武に長けた武将です。
「桶狭間の戦い」で、当時無名に近い織田信長公に討ち取られたことで、都かぶれの軟弱(なんじゃく)な武将のように描く大河ドラマが多かったことが、ずっと釈然(しゃくぜん)としなかったので、今回の「どうする家康」の、太守様の描(えが)き方にはとても満足できました。
また、脱線(だっせん)しました。恐縮(きょうしゅく)です。
美味しいものをいただくと、こんな風に、イマジネーションも豊かになって、いろいろに思いを馳(は)せることになるのかもしれません。
感謝です!
それでは、また、ブログでお会いしましょう!
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