私には、以前からずっと、あこがれていた楽器がありました。
それは、篠笛。
祭りのお囃子のようなピーヒャラという感じの笛の音ではなく、たとえば、京の町を行く牛若丸が吹いていたような、しっとりした篠笛の響きにあこがれていたのです。
このほど、藤舎流笛方の、藤舎理生(とうしゃりを)先生に、師事することとなり、昨日はその初稽古の日でした。
先生が用意してくださった、篠笛を手にしたとき、本当にうれしくて、一生、大切にしようと、心に誓いました。
そして、お稽古が始まり、三つの音を教えていただきました。
その日、初めて触った、その篠笛が、音を出してくれたので、私はとっても嬉しかったです。
初めての稽古にしては、良い音が出ていると先生におっしゃっていただき、とても光栄でした。
でも、息がなかなか続かなくて、もっともっと精進しなければ、と思いました。
こちらは、藤舎理生先生の演奏がおさめられているCDのジャケットです。
先生は、すでに35年、篠笛をふいておられるとのことで、「楽器の演奏は、スポーツと同じで、毎日の稽古が大切」とおっしゃられます。
先輩にあたる生徒の方々の稽古を拝見させていただくこともでき、勉強になります。
長唄の笛を教えられるときは、先生自身が、三味線を弾きながら、唄もうたわれます。
「粋」というのは、こういう方のたたずまいをいうのだなぁと思います。
私も、少しでも、先生の笛の音、そして、その粋なたたずまいに近づけたらと思わずにいられません。
こんな素敵な先生に巡り合えたことに感謝です。
笛の音を研ぎ澄まそうと、精進することが、きっと、私の占いの仕事にプラスになると思います。
感覚を鋭くすることにつながるからです。
そうして、もっと、良い仕事が出来るようになって、お客様のお幸せのお手伝いがしたいです。
それでは、また、ブログでお会いしましょう!