今夜の「おやすみなさい」は、画像無しでお送りします。
今日は、お昼過ぎから、お笑いコンビ次長課長の河本氏の会見で、ワイドショーは、もちきりのようでしたね。
驚いたことに、我が家がいつも観ている、NHKの午後7時のニュースでも、トップニュースでしたよ。
ことの次第をご存じない方のために、ご説明さしあげますと、河本氏のお母さんが、まだ、河本氏がタレントとして波に乗る前に、病気になり、働けなくなったことで、生活保護のお世話になったことが発端です。
お母さんの扶養ができないかとの、お役所からの問い合わせに、当時、年収100万円にみたなかった河本氏は、お母さんが生活保護を受けるのを、受け入れるしかなかったそうです。
やがて、河本氏は、タレントとして成功し、お母さんの援助も、容易にできるようになったにもかかわらず、つい最近まで、彼のお母さんは、生活保護を受けていたそうです。
そのことを、どこかの週刊誌が記事にし、代議士の片山さつき氏が、ブログで糾弾し、ネット上では、かなり、話題になっていましたね。
不正受給には当たらないそうですが、グレーゾーンだというのが、おおかたの意見のようです。
私が、この騒動を拝見して、思いをいたしたのは、河本氏のような、収入の安定化しない仕事をしている一人として、他人ごとではないな、ということです。
河本氏を擁護する気持ちはありませんが、良い仕事をしなければ、明日は我が身かも、と少々、背中が寒い思いでした。
河本氏は、吉本興業に属するタレントで、ある意味、サラリーマン的な一面も持っていますが、収入面では、良い時と悪い時の落差はいかばかりか、と思われます。
一方、われわれ、個人事業主も、安定した収入を得るためには、日々、精進の連続です。
ただ、私は、この半年間、サブワークで、月給というものも、頂いていますので、定収入というものの、ありがたみを痛感しているところでもあります。
そんな私が、この騒動を拝見しますと、年収が100j万円に満たなかったという、フレーズに、心が動かされます。
そんな状態から、彼は、努力し、時流を読み、何倍もの収入を得るまで、頑張ったんだな、と思ってしまうのです。
ただ、彼が、お母さんの扶養が可能になったとき、すぐに、(お母さんは)生活保護とは縁をきるべきでしたね。
そこのところが、問題視されていての、NHKでのトップニュースなのですから、河本氏のことを、「よくないことをした人」と見るべきなんでしょうが、私は、身につまされて、なかなか、そういう風には思えなかったりします。
不適切に受給したお金は、返すと言っている河本氏。
「すぐに、返せるんだ・・・」と、芸能人として成功すると、一般の人とは、金銭感覚がけた違いになるんだな、と、また、変なところで、感心してしまう私です。
総じて、お金の苦労は、人の気持ちを苛みます。
それゆえに、私は、河本氏を、単純に、悪い奴扱いできない気持ちがするのですが、それって、間違っているのでしょうか?
どうも、私は、踏む人と、踏まれる人がいたとき、踏まれる側の気持ちになって、考えてしまう癖があるようです。
だから、占い師をしているのかもしれませんね。
踏まれる痛みを知った人は、決して、上から人を押さえつけるようなことはしないだろう、と思いたい、性善説な私です。
今日は、河本氏の騒動について、私なりの考えを述べてみました。
異論もあることと思いますが、やり玉にあがることって、本当に恐ろしいことですね、塩谷さんのときといい、今回といい・・・。
マスコミの方々は、エリートで、踏まれたことが無いのかもしれない、なんて、つい思ってしまうのでした。
それでは、皆様、おやすみなさい。