節分を過ぎたら、良い日を選んで、お雛様を飾るのだと、明治生まれの祖母から教わった私です。
鑑定室に、お雛様を飾るのは、お客様のお幸せを祈る儀式のようなものでもあります。
季節を先取りすること自体に、開運行動的意味合いがありますが、ことに、女性を援護してくださるお雛様には、お力を感じます。
毎年、この頃になると、なんとなく、気持ちが華やぎます。
私も、女性だからでしょうか?
こうして、お内裏様とお雛様が、仲睦まじく寄り添っていらっしゃるお姿を拝見しますと、夫婦の愛というものも、良いものなのだろうな、と思います。
比翼連理という言葉、ご存じでしょうか?
「天においては比翼の鳥となり、地に置いては連理の枝となる」と言って、男女、ことに夫婦の愛の強さを表す言葉です。
比翼の鳥とは、左右の目と翼が雄と雌になっている、想像上の鳥のこと。
連理の枝とは、地から生えているところは、別々の2本の木が、上でつながっている状態になっていること。
離れがたい愛情を、そして、決して離れない愛の強さを表す言葉なんですね。
私の両親が、そんな風でしたよ。
もちろん、たまには、なんだか、意見が相違しているみたいだな?と感じることもありましたが、父が18年前に亡くなるそのときまで、母は、父を立て、父は母をいたわり、素敵だなと思っていました。
さて、お雛様を飾った鑑定室では、明日の午後、お客様をお迎えします。
今から、そのお客様のカルテの作成です。
それでは、また、ブログでお会いしましょう!