いつもの波唐草の器でなく、ガラスの器に入れてみたりして、涼を感じられるように工夫しました。
なにしろ、室内でも30度を超える、真夏日でしたから、見た目の涼しさは大事です。
お盆の最中でもあり、亡き父の仏前にも、小ぶりの器に入れて、お供えしました。
父とは、一緒に外食する機会など、あまりなかったのですが、大学時代、高田馬場の中華料理店で、ジャージャー麺を頼んだ父が、「洋子、美味しいから、一口、食べてごらん」と、分けてくれたのが、私のジャージャー麺デヴューでした。
その時、とてもおいしかったため、ジャージャー麺を作れるようになりたい、と思った私でした。
ほどなく、お料理ノートを作り出した私。
学生時代の下宿の食事は、四冊のお料理ノートのおかげで、なかなか、豊かでした。
スパイスが30個あったのを覚えています。
もちろん、その中には、中華料理のレシピ本から書き写した、ジャージャー麺の項目があるのは言うまでもありません。
その時のノートが、今も生きているのです。
日付を見ると、昭和58年3月18日金曜日とあります。西暦だと、1983年ですから、32年前のノートが健在です。
四半世紀以上前のお料理ノート、惜しむらくは、万年筆で書いてしまったこと。
お料理に水はつきものですから、うっかりすると、水滴が飛んで、字が滲んで、読めなくなってしまいます。
なので、クリアホルダーに入れて、保護しています。
さて、今日は、ジャージャーうどんですから、中華めんの代わりにうどん玉を買ってきて、作りました。
うどん玉って、リーズナブルで、家計にやさしい食材です。
材料費を合算すると、一人前300円前後。
見た目のボリュームとは裏腹な、リーズナブルさですね。
亡き父も、喜んでくれたでしょうか?
明日は送り火です。
父が心配して、始終、様子を見に来ないとならないような生活をしないよう、毎日、精進しようと思った、今年のお盆でした。
それでは、また、ブログでお会いしましょう!