春の足音が、聴こえて競うな、縮緬細工です。
河津桜は、咲いていますが、ソメイヨシノが咲くにはもう少し、時が必要ですね。
私は、河津桜の濃いピンク色も良いな、と思いますが、やはり、ソメイヨシノの、淡いピンク色が好きです。
桜の花は、散る姿が、潔いと、愛でられますね。
咲いている姿も、素敵なのに、散る風情を評価する日本人って、やはり、もののあわれというものに惹かれる民族なんでしょうか?
そうそう、鑑定室のお香立ても、桜の柄のものにしました。
鑑定室では、タロット占いをするとき、必ず、お香を焚くのですが、お香立ては、全部で四種類の絵柄があります。
梅、桜、朝顔、紅葉の四つです。
最初は、梅だけを使っていた私ですが、季節ごとに、お香立てを変える楽しみに勝てず、銀座鳩居堂の貝合わせのお香立てを、全部、揃えてしましました。
贅沢なことと思っていますが、お客様をお迎えする部屋のものなので、良しとしています。
自分のことには、そんなに贅沢はしないんですけどね。
桜の花、待ち遠しいですね。
桜が咲いたら、咲いたで、ゆっくりお花見をする時間を持てない自分が恨めしい気持ちもしますから、人間は、わがままですね。
無心に咲く、花の風情を、静かに楽しむ気持ちでいたいものです。
それでは、皆様、おやすみなさい。